009パワーアップ
 
 
 
 

009パワーアップ(タカトク)
 
 

 
 
 
 79年から80年にかけて放送されていた石森章太郎氏原作のTVアニメ「サイボーグ009」の玩具、「009パワーアップ」です!タカトクトイス製。
 79年開始の009(今では新ゼロと呼ばれるようになってしまった)当時もやはり009は大ブームになって(というか男女ファンともに今よりずっと熱かった)玩具も色々発売されていたわけなんですが、その中で009を扱ったタカトクのアイテムとしては究極アイテムに位置すると思います。どのホームページも扱ってないので掲載・・・

 玩具自体は009島村ジョーとパワーバギーに変形するメンテナンスベッド(パワーチャージメカ)のセットなのですが。メンテナンスベッド(左状態)は電源搭載でコードにつながれたテスター状の金属棒を009のベルト両脇に差し込む事で、胸部を光らせながらビープ音を鳴らす事ができます。かなり凝ったおもちゃです。
 ドライブアンクルと呼ばれるアームには銀色のシートで手術用ライトが表現されてます(パワーバギーの探照灯と兼用です)。009は胸と右上腕部、両足が開閉できます。
 メカとしての009にこだわった玩具なんですが・・・今だったらこういう玩具は作れないかもしれないですね・・・

 TV放送当時は既に小学高学年もしくは中学に入ってしまっていたので買えなかったのですが(実はミクロマンを卒業して直結で電子ブロックにのめりこんだ自分・・・)当時から気になっていたアイテムです。子供の時からテスターとか電子音系のこういうプレイセット的玩具に自分は萌える傾向があるので・・・

 99年ごろ玩具イベントで本当箱が朽ちた同品を見つけて買うかどうするか迷ったあげく逃して以来ずっと探して探して・・・でも見つからず、店でもやたら高かったり・・・それでヤフオクに出てたのを買ったのですが、多分009のアニメのオンエア中でこの品が出品されたのは、僕の買った一度だけです。箱の中がフラッシュの反射で見えてなかったのが入手に幸いしたんですが。一応デッドストック品でした(^^)。
 
 

 
 
 
 胸部オープン状態。メカ部分はクリアーになっていて、その裏にカラーでメカが表現されてるので雰囲気あります。
 腰に電極を差し込み、胸ライトを点灯させると右のような感じで胸が点滅。ブザーが2パターンに変わります。(電球が光る事で電気抵抗が変わるからだと思う)
 結構ライトは明るいので、胸を閉じても光が真っ赤に点滅して、なんか心臓が鼓動してるような感覚です。パワーバギー状態だとサイレン鳴らしてパトカーのようだ・・・(;
 胸部には上の箱のブリスターに梱包されているパワーアップパーツを3つハメ込む事ができます。
 子供がそれらのパーツを取り付けたり、テスター棒を使ってあれこれしながら、009をパワーアップさせて遊べるわけです(^.^)
 超もえますよね。

 当時も009は全キャラクターに人気があったのですが、特に井上和彦氏演じる009にはファンが集中してました(特に女性)。で、やっぱ新ゼロといえば009の憂いをおびた表情!なのですが(新ゼロ云々抜きにまず石森氏の009がそういう描写が多かったわけだし)。それはこのパワーアップ版のジョーでも再現されてます。というかほぼソフビ版と同じ顔なんですが(当時のマーク製009プラモでも眉が悲しそうだし、あまりそればかりってのもなんだけども)、かなり出来がよくて、それもこの玩具探しまくってた理由の一つです。

 しかも、実はメンテナンスベッドにはサイクロンマークが入っていたりします。
 変身サイボーグシリーズを意識しているのは明らかですが、「腕(しかも右腕のみ)が開閉して内部メカが見える」等も、ケナー社製の「600万ドルの男」のサイボーグトイシリーズ(後で2体UPするかも)を意識しているようです。また、ビープ音を鳴らすテスター機構等はタカラの「改造人間ゲーム」的です。(いまだ探してますが)
 そういう意味では最初から国内のみを見ているのでは無い、言ってみれば世界の過去からのサイボーグ玩具を総集化したような玩具と言えると思います。

 というか自分は009の島村ジョーという名はGIジョーから来たんじゃないかとも思ってるのですが・・ 


 
 

 
 パワーバギー状態です。結構月面探検車を彷彿とさせる形なので面白いですが、やっぱり宇宙とかに出ないと活躍の場はなさそうな雰囲気・・・。でも当時のプレイセットとしてかなりプレイバリューがあります。
 惜しい所は手首足首が可動しなかったり、腰が開かなかったりなので、結構ポーズが制限されるという事。
 一番惜しいのが、DXなのに銃を持てない所だったりはするのですが・・・・・

 パワーチャージメカ本体のディテールシール等はかなり細かく、実はサイズ的に「009ハンドタイプ」(タカトク)のミクロマンサイズ人形を並べるといかにも「石森マンガに出てくる基地」のような感じなので、自分は009のベッドに使ったり、石森系ポケットヒーローの基地に使ったりです(^^)
 で、この商品当時いくらの商品だったかという事なんですが・・・全然分からないのです。スイマセン。
 
 上に写真UPをしてある箱の裏を見ればわかりますが、初期のテストショットでは、本体部の円形モールドが赤クリア別パーツで表現されていたり、シールの仕様がかなり違ったり手術ライト部分が異なる形状だったりで、かなり実際売られた市販品とは異なります。特に赤クリアパーツやベッド部分のホイル表現がオミットされた所は惜しい所なのですが、その分胴体内のメカ表現が格段に上がっているようなので、品物的には十分満足できます。

 009のアイテムは今後も順次UPしていきます。ホントあんまり持ってないのでページが長続きするか心配なんですが(汗

 とにもかくにも、このアイテムは本当に好きなアイテムです(^^)
 だって苦節3年かかってるもんなぁ・・・

 
 







 
 
 
 
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