幻影2.9
 
 
初代イエローミクロマンカプセル・移行期(ベッド不明)
 
 
 1974年発売のタカラのミクロマンシリーズから、初代のミクロマンです。最初は右のようなカプセルで、顔の部分に同心円状のモールドが入っていたり、アーチ状のモールドが入っていたりしました。このカプセルは本当の最初期のカプセルで復刻もされていないので、今ではかなり(・・・;)のプレミア品になっています。で、こちらの存在は知られてますが問題は左のカプセル。  裸足のミクロマンの後期カプセルです。この段階でカプセルからモールドが消えて、同時に背中のベッドの胴体固定ピンとカプセル上のシリアルナンバーシールが消えている事がわかります。この形態のカプセルは実は最近都内のフラ○ヤさんで裸足4つ組のこれが売られただけで、ベッドの各色が違っているようでした。
 ・・・・・・ですがこれもベッドのカラーがあっているか分からない・・・もしかしたらボビーの後期のベッドがはまっているのかとも思うのですが・・・とにかく、このフタは近年全く出てませんでした。モールドが後まで続くM101〜124の標準でありながら、最初期ミクロマンシールと商標シールとナンバーシール(これがレア)が貼られているという・・・。
 つまり、現在のカプセルが最初にミクロマンについた時のフタって事になります。もしかしたら75年に入ってからの販売分かもしれません。
 おそらく初代スーパーミクロマン(M201〜203)の発売以降(74年秋頃)の物だとは思いますが、M101シリーズが靴に変えられる75年夏までの物のようです。75年春にはM111〜124までの2ndミクロマンが靴つきのカプセル(シールが紙)で発売された当初はまだM101〜104は裸足で、当時のカタログでも裸足10Xと靴の11X等が共存してました。その移行期の短期カプセルで、上のフタのカプセルは割と長い期間販売されてた事になります。足元のSTシールが大きいので、75年初め頃売られてたのは間違いないですが。OOテクさん的に言えば「3.5型カプセル」という事になるでしょうが、ベッドの色についてはこれがジャンクパーツと込みの状態で出たという事もあり、正確かどうか判りません。初代スーパーミクロマンのベッドの色も後のハンドバズーカ版(M221〜223)の物とは色が違ってしまっているからです。どっちにしてもレアなケース(のフタ)という事は間違いないのですが。
 結局裸足ミクロマンは約1年販売されてたわけで、何で今までこのカプセルが表ざたにされなかったかとも思いますが・・・。多分80年代は今よりこのカプセルが集めやすく以降マニアがキープしていた上「普通のカプセルに見える」からでしょう。確かにアーチカプセルの方が目立つ(^^)
 ・・・思ってたよりレアじゃ無かったのかもしれませんが、どの専門ページでもこのフタ扱ってないので、一応UPしておきます。
 このカプセルに入るカタログは、例のアクロイヤーの設定デザインと顔がメカ状態のM111・121が載ったミニカタログか、グリーンスターの乗っていたミニカタログです。多分
 ※今日ヤフオクに同様の102カプセルが珍しく出品されてました。ケースのバックは青になっていました。また、紙シール版のM10X系カプセル(足は靴になっている)も存在してたようで出品されてました。初期のカプセルのベッド色にはなぜか11X系や12X系でもベージュのものをたまに見かけます。もしかすると11Xや12Xでも1stロットは一律ベージュベッドだったのかもしれません。
 
 
 
 
- NORMAL ITEM -
 
 
 
◎ミクロマン最初期4体(タカラ)

少し前のホームページより再掲載。
 1974年発売のタカラSF玩具シリーズの第2世代。水晶体に包まれたカプセルによってやってきた身長10cmの宇宙人たちが、地球環境汚染によって凶悪化した同族「アクロイヤー」と戦いながら、地球人の少年達と理想郷の創造を目指すというストーリー。当時の少年を魅了し、自分ももろにそのブーム真っ只中にいました。99年のTVアニメのオリジナルシリーズです。最初期素体が上4体クリアーミクロマン・イエローミクロマン・ブルーミクロマン・オレンジミクロマンです。最初はまだ裸足で74年6月以降の北海道での試験販売を経て全国販売されるようになりました。
 写真上右はスカイレンブラーと付属のスーツ。レンブラーの背中には滑車と糸を通す穴があり、糸を使った滑空遊びが出来ます(スーツは腕パーツ欠)。下左からジャイロット・ホットローダー・ビームトリプラー。ミクロマンが地球に来て始めて作ったマシン達です。人形とのセット売りで、5mmジョイントの遊びが存分に楽しめます。
 裸足ミクロというだけでかなりのレア品ですが(今は復刻有り)その上バージョン違いも多く、超初期は最左下のパーツ写真の様にヘッドと肩が板バネで固定(北海道から入手)。後にゴム固定に変わります。最初期は頭頂部がでっぱり角刈った頭ですが、前後のパーツ合わせのせいらしく、後に丸みを帯びたヘッドに改修。後に彼等はM101−104とナンバリング、更にジョージ・ジャック・ジェシー・ジョンという名前が付き、靴足と腹部ジョイントが付き、4年のロングセラーに。
 左のカプセルも全国版最初期の複雑な造型の物で、カッコイイ!かなり入手難易度高いですが、先日フ●イヤさんに入った裸足ミクロカプセル4体はこの直後の時期に相当するもので、上のカプセル表面に[M101]などのプリントがされ、ベッドに色が付いてます。後の名前版カプセルとベッドの色が違うので(103=グリーン→赤 等)、かなり貴重だと思います(^^)。
やっぱこーゆーのはフ●イヤさん強い!♪(^^)
ところでフラ●ヤさん個人的に「ユニーカー軍団セット」探してるみたいなので、手放す人がいたら譲ってあげて下さい(^-^); 自分じゃ見つからないよ・・・(爆)






◎ 実は長年ミクロマン集めている中で、クリアーミクロマン(後のM101)用の最初期カプセルも持っていたんだけど、
  この頃のカプセルにも微妙な違いがあるらしいので、左のカプセルを手放す記念に追記。
  ミクロマンはミクロキットシリーズ4種とセットで売られたのが初売りで、
  カプセル売りされるようになったのは、ほぼスーパーミクロマン(後のM201)と同じ、1974年の秋頃でした。
  一応最初期カプセルは、上にも書いた通り顔の窓の所に同心円があり、
  STマークは大きいのが貼られていて、背中に本体のブレスト部分を固定するピンがあるのが特徴。
  STマークなしのも出てくるけど・・・多分SFネタのミクロマンには似つかわしくないので、
  購入者にはがされているんだろうと思います。残っていれば価値は上がる筈だけど、意外とSTマークはあってもなくてもこのカプセルは高い。



  ↑ 初期型カプセルには上部部分に商品番号のシールが貼られてます。
  この頃のカプセルのミクロマンラベルは、本当にひっかき傷に弱いので注意が必要。
  多分セロハンテープなどでも一瞬にばりっと印刷はがれてしまいます。



  記念撮影・・・というか、一応背中のブレスト止めに注目して欲しいんですが、
  左のブレスト止めと右のブレスト止めの違い、解りますか?実は止めの脇の部分に、
  ブルーミクロマンのカプセルの止めは、横に補強が入ってるんですよね。
  多分止めが折れやすいので入った補強なので、当然右のカプセルの方が販売時期的に言うと最初期の後半販売分になると思います。
  この頃はくの字型5mmジョイントは同梱されてません。初期の裸足ミクロマンには5mmジョイントが無いので。
  リーフレットは最初期カプセルに最初から入っていたもので、
  人形を大切に扱うように親が指導してください、みたいな文言が書かれてます。サイボーグほどの関節の自由度はないって事で・・・。
  M111シリーズ〜121シリーズと、スーパーミクロマンダッシュウイングのM211シリーズ、アクロイヤーA301シリーズは翌75年春販売で、
  メカ顔のM111~121シリーズ発売予告が入ったミニカタログもあるので、それまでの同梱ですね。
  大体アンドロイドAや宇宙人が出揃った後に、M111などは販売されたと考えてくれれば解りやすいです。まだサイボーグは商品展開されてたんだよね。
  実は74〜75の冬にはサイボーグ系でみんな未知のアイテムも出ているんだが内緒だ。
  75年夏にはミクロマン系でみんな知らない未知のアイテムも・・・
  キリないや(笑 2013年某月某日)