幻影2.8
 
 
 
変身サイボーグ1号・クリアレッド+クリアブルーヘッド(ガンメタシルバー?)
(2024_1/3 追加解説。 海外A国版シルバー → 側面ガンメタスプレー荒れ品の可能性について)
CYBORG−1 Crazy-head(luved)
 
 
 
 
タカラの変身サイボーグ1号の成型色バリエーションの一つ。サイボーグ1号の頭部メッキの美しさは誰もが認める所ですが、何分昔の玩具なので、遊んでいると子供の手でどんどんメッキ落ちしてしまうという欠点がありました。それらはタカラにも意見などの形で反映されたようですが、メッキについては当時のタカラでもどうしようもなかったようです。
それで初期頃、タカラは色々と電子頭脳成型色に色をつけたものを作り、はがれても楽しめる物をと心がけていたようです。
 自分のみただけでも、後頭部だけピンクのもの、後頭部だけクリアブルーのもの、同クリアエメラルドグリーン、同クリームカラー、後の無色透明・・・など、様様なカラーが電子頭脳成型色に使用されてました。子供たちはその相違で楽しむ、のような図式もできたわけです。
 
 上のサイボーグ1号はその「メッキがはがれていく事」を前提としたスタッフの遊びだと思われます。フロントのプラ成型色がクリアレッドで、背面がクリアブルー。どう見てもキカイダー。小学生の頃話題にもなりました。
で、上。ブラシかなにかでこすられまくっていて、表面メッキは点々としか残っていません
ネジ外すと頭の中はギンギンのシルバーメッキが残っているのですが・・・メッキは無垢の色なので、染色というのはあり得ません。
 
製造時期的には不明ですが、「キカイダー」か「01」のオンエア中と思われます。本当は「ちょっと擦れた所から色が覗く」程度の効果をタカラは狙ったのでしょうが、ここまでこするともうキカイダーそのものです。
 
 この素体実は、左肩の無いジャンクなので、修理をしなければならないのですが、実は、通常のボディではありません。(右胸メーターを斜めにしたタイプの素体の様に)このボディの場合、左胸のメーターの中央部がおわんのようにへこんでいます。
 また、メカ左脇腹部のメッキが前半分がガンメタ・後ろ半分がノーマルシルバーで、頭部のように色変えの合わせになってます。
金型変更までされているというのは珍しいので、それが特殊素体とする理由です。
 識別用かもしれません、判りません。
 
 小学生当時は結構こういうスタッフ(多分工場)の遊びにもみんな気づいてクラスでワイワイとサイボーグを語ったものでしたが、今はデッドストックメインで、状態の保持が原則になってしまったので、このようなレアバージョンはなかなか見つける事ができません
見つかったとしても、気づかれずに終わってしまいます
 とにかく、表面のどピンククリアレッドはすごいインパクトあります。クリアカラーのヘッドというのは反射をしないので、透明度の高いソフビフェイスをかぶせないと印象うすいのですが・・・とりあえずこれはそのまま飾るのが正解でしょう;
 
 「こすると色が変わる」ってのは、後のTFの「シークレットエンブレム」に通じる発想だと思うんだけど
 「どうなんだろ?」(^-^); 結構どんピシャだったりして。


追: このアイテムの名称が「ガンメタシルバー」なのではないか、という可能性あり。
   側面写真については、幻影3.2参照ですが、グラスゴールドとこの限定ともう一体の
   3体同時期にプレゼントアイテムにしていた可能性があります。
   サイボーグ1号系の限定品は、玩具店店頭ポスターで告知されていたので、
   それが出てくれば細かい名称等判明するわけですが・・・
   側面色合わせ品分の頭部メカをこするとこういう赤+青が出てくるというのは、
   小学1年当時の同級生の話ですが、本当は全てボディメカ側面の配色合わせを重視した
   限定アイテムだった可能性がある、というそういう話。
   ま、ヨタとして聞いていた方がいいかも。だからこその2.8扱いなので。
 





※ 解説追加。ブログと重複しますが。

 ほぼ結論としては、某A国版1号のゴールド、シルバー、ジャガーのシルバーは、こんな感じだった、という事のようです。
  というか普通にそりゃ売るよね、って国ですが。

 たぶん最初は、H州などのデパートなどでの販売だったんだと思いますが(ブルマァクのH版怪獣ソフビと同様)、74年以降の某ヒーロー作品の放送が大ブレイクしてしまったので、兄弟の変身セットと同時に輸出販売されたんだと思います。で、その時に人気にあやかって電子頭脳を赤と青の前後2色にしたんだと思います。
 そのままそれがシリーズ定着化したんだと思いますが、発売開始時期が判りません。
 シルバーの胴体メカ側面は、ハーフガンメタの胴体メカ前パーツガンメタ、後ろパーツシルバーとは違って、前メカの側面のみ「ストライプ状」にされている感じです。ストライプにされたのは、国旗がストライプだからだと思われます。

 で、70年代末頃の都内デパートでの「世界のサイボーグ」販売時には、ゴールドとシルバー、ジャガーシルバーはこのカラーリングでの販売でした(シルバーのみが電子頭脳赤青2色という妙な・・・)。ちなみに箱売り。
しかし、ゴールドは国内販売でも75年後半からはシャンパンゴールド色に近い品の良い色になってきているので、ボクの持っているA国版ゴールドとシルバーが、いつ頃のバージョンなのかは(関節ジョイントバージョンも含め)不明です。
 ジャガーはこのバージョンで70年代後半まで売られてます。背中のジョイントがクリア、メカの背中ブロックがクリアになっています。
 でも、割とこのストライプ部分も、アンドロイドAの黒クリアやただのクリアなど、バリエーションはあるのかもなぁ・・・と。

 そして、これも国内ではプレゼントに混入されたり、店頭展示にされたりしていたようです(関節部自然クラックの他、背面ビスのモータードライバーによる締めすぎで不良品化した場合に店頭展示によく回される)。ボクのシルバーの場合、側面をガンメタっぽくするコーティングスプレーに「だまり」みたいな噴きつけ荒れが出来ていて、それで輸出されなかったんだと思いますが、もしかしたら海外から戻ってきた分かも知れず。

 某A国版の場合、メカの塗り分けが微妙に増えていて、その分価格が上がってるという感じです。
 「世界のサイボーグ」売りでの某A国版の価格が、たぶんサイボーグ1号が2500円、ジャガーが2500円から3000円くらい、少年サイボーグが1800円から2000円くらいでした。
 某A国版には他にも秘密はあるけど、いーわない。だってまだ手に入れてないし(^^)
 (2024_1/3 幻影 ゴールドゴールド項と共通解説)