日焼けしちゃった謎のパチレディリカちゃん?
 
 
 
 
 

 
◎ 謎のレディリカ似フィギュア。年代メーカー不明

 
 
 謎のレディリカ似のフィギュアです。この人形もフリマでの入手です。

 最初見た時には顔が初代リカちゃんに似てるなぁ・・・買ってみよっと!程度だったのですが、色々なんか突っ込みどころが多くて、楽しいお人形なので掲載です。年代もわかりません。生産国も不明です。

 顔は誰がどうみても初代リカちゃんなのですが、とにかく色々とモールドが甘いです。眉毛も目も黒!でも前に来たパチリカちゃん(名称不明)と比べて、睫毛は5本です。目の星も光源が一定していないけど、見慣れるとそれなりかわいい。
 髪も植え方がすごいです。多分お子さんが縛ったと思うんですが、このゴムは一見人間用に見えます(;▽;)しかもポニーテールはドレッドです。
 よくよく見ると、彼女の髪はセンター分けになるように中央線にそって密に植えられているので、多分元々はタカラの高年齢向け(といっても小5以上位)リカちゃんシリーズ「レディリカ」を意識したものかなぁ、と思ったわけです。
 それにしても、肌の色が赤い!!肌のソフビはとにかく固くて(かそ剤が飛びまくったのだろうか?)、殆どセルロイド人形か?とか思う位なんですが・・・それにしても肌がところどころ白くなってしまったりして・・・これって何でなんだろう??

それではたと思い当たったのが、同時期にタカラが「ピチピチリカちゃん」という夏場向けの日焼けというか褐色肌のリカちゃんシリーズを発表していたことです。

 もしかしたらこれは、「レディリカ」と「ピチピチリカ」をダブルで参考にした人形だったんじゃないだろうか・・・と。(下につづく)
 
 

 ポーズ取らせてみました。決まるポジションもあったりします。
 そう考えるとなんとなく、眉が黒い理由もわかるし(ピチリカには眉が黒いものもある。実は2代目リカちゃんにもいるけれど)、おへそがある理由もわかる。ビーチで遊ぶ姿を表現した人形なら、おへそがないと許せなかったのかもしれない。(一応リエお姉さんにはおへそもあるので身体はリエ姉がサンプルなのだろうか?)
 肌がまばらに白い理由も判ってきたりするよね。多分、これは白い砂浜で身体が砂だらけになった表現なんじゃないか?ってこととか。下着の下やお尻までこんなに砂まみれになったら普通ははらうだろう!!(笑)。
 けっこう颯爽としていたりして。なんかこういう女性って外国のヌーディストビーチにいるよなぁ。自分も結構ナチュラリストいいなぁ、と思ってるので。
 で、右はレディリカちゃんとの比較・・・ウチのレディリカちゃんは眉毛が書かれてて髪もウィッグなんだけど(^^; (←あとで解説予定)
 背はレディリカよりちょっと低め。実は胸とかは意外とグラマーです♪
 
 それにしてもこの肌の色はすごいです。本当にパチドールっぽい感じですが、レディリカやピチピチリカちゃんに影響を受けているとすれば昭和46、7年ごろの人形。昭和40年代はまだセルロイドの人形もそこら中に転がっている時期なので、その色感覚を受け継いでいるおもちゃ会社が国内外とわずあった、って事なんだろうと思います。リカちゃんのような肌色じゃなくても、この肌色ならこういう人形を作れる・・・って事だったのかなぁ。
 リカちゃん人気のブームに乗って、こんな人形が一杯作られていたのは、なんていうかおもちゃ業界もある意味活性化していて、楽しい時代だったのかもしれません。海賊版はいけない事なんだけども、ガレージキット作ってる人もメーカーから見ると類似品を作ってるだけなのかもしれない。この人形だって最初に手にした子は楽しく必死に遊んだんじゃないかと思います。


 

で、謎のドレスを着せてみた・・・
誰の服だか不明だけど、一応角ボタンで裏地はリエお姉さんのドレスと一緒(←やっぱり違うみたい。メンゴ!)
形だけは初代リカちゃんの服のファンファンに似ているんだけども。
なんていうかインドっぽい?民族衣装っぽい?うーむむw

(2008/3/2)


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