リカちゃんの本
(徐々に更新していきます!)
リカちゃん関連の資料に使えそうな書籍などの紹介です。
どれも魅力的な本なので是非!!
自分はカタログ資料等をまばらにしか持っていないので、
書籍も結構参考にする事が多いです。
◎ 「Licca World Tour」(2008年 小学館)
こちら
リカちゃん40周年記念シリーズ『リカワールドツアー』で、
2007年4月から12月にかけての公式ブログ『リカ旅ブログ』の写真を集めた写真集です。
ママに勧められて素敵なレディーになるために、世界各国を旅していくリカちゃんの写真集です。
ワールドツアーのページにも書きましたが、リカちゃんは身長23cmくらいなわけで、
そのサイズと周囲の風景をスケール的に破綻無く写真にしているところがまずすごいのと、
とにかく海外の風景の美しさ、この美しさとともにリカちゃんが映っているという事自体奇跡的です。競演の現地の方々も頑張ってるし(笑)。
人為的なものだけでない、その場の天候などの自然も味方をしなければ、この写真は撮れないかもしれません。
あと、展開するドラマが結構ドラマチック。意外と哲学的(?)な言葉とかも出てきます。
ふっと思ったのは、女の子たちが3歳ごろから遊んで親しんでいるリカちゃんって、
もはや友達とかそういうのすら越えて、女の子たちと一心同体なのかもしれないです。
そういう意味では日本の女の子たちの代表選手として、リカちゃんは世界旅行したんだろうなぁと思います。
この本を買ったら、各シーンでリカちゃんが着ているドレスも欲しくなってしまうのは間違いないかも。おすすめです。
(2010_5/4)
◎ 「リカちゃん、生まれます」 (小島康宏:著 2009年・集英社)
初代リカちゃん開発担当者として有名な、現タカラトミー専務の小島さんの本です。(
試し読み
)
多分リカちゃんファンは皆必携だと思います。自分も初代リカちゃんを本式で集めようと思ったのは、
「タカラノタカラ」の、小島氏の文章がきっかけだったりしたので。
(それまでは白い家具に興味はあっても、人形全部は無理だと思っていたから。今でも全部は集まってませんが)
タカラの黎明期に当時の佐藤安太社長のアイデアで、家つき着せ替え人形を作る事になった小島氏の回想録というか、奮闘記です(^^);;
色々楽しい想い出話が満載です。最初期リーフレットの縮小画像が掲載されていたり、新聞記事が収録されているなど、資料性も高いです。
当時の子供たちとの交流などの話もあります。
「桃色珊瑚」などのお洋服名は、公式化でしょうか?(笑)
この本を読み進めて行ったとき、初代を作っていた醤油会社のラインの
おばさんたちの写真のところで、ウチのリカちゃんたちが「ママだーーーっっ!!」と、
叫んでわんわん泣くわ泣くわ。・・・仕方ないから本を一旦リカちゃんたちに見せたら、
さーーっと会いに行き感動の再会・・・・・・などと夢想してしまいました・・・。
本を読み終わった翌日は、リカちゃんたちがいつもよりニコニコしている気がしたよね。
(いや、そういう事、感じる時ってない? 僕はある。年がら年中。 2009_4/29)
◎ 「リカちゃんBook」(2009年 講談社)
こちら
CDより一回り大きいサイズのかわいい写真集です。全199ページ。
この本で初代リカちゃんに興味持つ人が増えるかもしれないです。きれいですよ〜♪
各ページにリカちゃんの服を1点1点写真紹介したページが、
「装苑」「ミセス」などのような雰囲気で、同時に昭和ファッション書っぽさも出てます。
カタログからの抜粋写真は少なく、殆どが講談社写真部さんの撮りおろし撮影です。
表紙は
こちら
のページでも紹介したばかりの「ウィーン」です!きれいだなー
この服でも、名称不明服は書籍ならではの名前で紹介されてます。
2代目リカちゃんの「カーネーション」が「レインボー」と紹介されてたり、
もう少し粘って・・・もしくは「ドウニモ〜」に聞いて・・・ってのもありますが、
有名コレクターのリンダさんとMIKさんがコレクションに参加しています。
不明服はそれぞれで探求してみよう!という考え方もあると思えば、ファンライクで楽しいです。
この本では結構3代目4代目も魅力的に紹介されていて、全世代向けです。
「リカちゃん、生まれます」とあわせて読むと良いです。 (2009_6/2)
◎ 「Beans+ 01」(2007年 イーストプレス)
こちら
イーストプレス刊のビーンズプラスが再創刊時のリカちゃん 40周年記念特集が掲載されている号です。br> リカちゃんのお友達、家族や、これまでの歴史、リカちゃんキャッスルなどについて、全32ページオールカラーで一挙紹介!!はっきり言って初代集める上で、いまやこれがないと始まらないかもしれません。
ブライス好きの若い子たちに初代をブレイクさせてしまったきっかけの特集です。表紙のドレスはおしゃれボックスのミキコさん製。
お友達の名前が少し間違っている所(パットとハルミが逆)もあるけど、かなり詳細な特集になっています。
なんといっても目玉は特集内特集「カタログで見る初代リカちゃんfashion」!!
最初期リーフレットに掲載されていた15種のドレスに始まって、各リーフレットに載っていたリカちゃんトリオやママ、くるみちゃんやゴロちゃんやレディリカ花のトリオ(4P)のドレスがめい一杯紹介された、全16ページのワイドな特集です。
名前などが全部掲載されているわけではないですが、とりあえず「これは初代の服?そうじゃない服?」という疑問がある時にかなり便利だと思います。重複も含めて、大体の延べ人形数480点という感じなので、この本があればかなり、わかります。
「かなり」です。この本に載っていない服もかなりあるのでどれだけ初代リカちゃんの服に種類があるのか・・・って感じですが、すごくいい特集だと思います。
ピチピチリカとリーナちゃんも1ページ紹介。そっちも未掲載の服がありますが、新撮のコレクション写真が載っていて、この特集で欲しくなった人も結構いると思います。 (2010_5/6)
◎ 「タカラノタカラ 50th Anniversary TAKARA CHRONICLE 1955-2005 MEMORIAL BOOK」
(2006年 ジャイブ社刊)
いわずとしれた、タカラ創業50周年メモリアルブック。一般市販はされていません。
タカラの社員さんや関係者の方や投稿した人などなどに向けてのタカラ玩具の写真資料や歴史や、創業者の佐藤安太氏や当時社員の方々によるインタビューやトーク。北原照久さんやみうらじゅん氏、泉麻人氏のエッセー、ファンのコラムなどなどがめい一杯つまった本です。まさにタカラクロニクル。
リカちゃんのカラー掲載ページはカラーで6ページ位ですが、2代目リカちゃんの製作工程のカラー写真やデパート屋上に来た着ぐるみが+1ページあったり、
初代リカちゃんシリーズ開始当時のメインスタッフである小島康宏さん、ジェニースタッフの国分功さんのインタビューが載っています。製作当時のことがわかってすごく良いです。
また、50コラムの所に(自分も載ってますが→
これ
)・・・リンダさんの「ドウニモトマラナイ」(リカちゃん系)や、みやりさんの「遊びをせんとや」(ジェニー系)の各お人形紹介サイトがあった事から、自分も着せ替え人形系に本気になっていった感じです。
スタッフインタビューは他にも、サイボーグ〜トランスフォーマーまでの元タカラ社長=奥出信行氏や、チョロQすたっふだった永岡順一氏などのインタビューも入っています。現場の空気が伝わってきて読みごたえあります。
掲載玩具はリカちゃんジェニーやダッコちゃん、ミクロマンやチョロQの他、人生ゲームやスーパースパイゲームなどのゲームや、ポーズロックやせんせい、スピロデザインや、フラワーロックや、サザエさん鉄腕アトムあしたのジョーやロボダッチやボトムズや勇者系まで紹介!!
特定ジャンルの詳しい資料よりも、広くそして深く、タカラ玩具の思い出をつづったクロニクルです。これを読むとちゃんとこの先もタカラが続いているんだという気になれる。とてもいい本なので、どこかから流出の機会があれば タカラファンの方は 是非!!
(2010_5/7)
◎ 「想い出のリカちゃん」( タケヤマノリヤ:著 2003年・河出書房新社 )
こちら
自分がはじめてリカちゃん系で購入した専門書です。ある意味初代系のビギナーにも一押し。読み古した本の画像でゴメン!です。
ベアブリックの作家シリーズなどで玩具好きにも有名になったデザイナー、タケヤマノリヤ氏のリカちゃん本です。タケヤマ氏はちょうど80年代後半にタカラでリカちゃんを担当していた人です。
この本はあくまでも当時のブックレットや雑誌広告、パブリシティーなどに登場した写真を中心に構成されているので、資料性がかなり高いです。
掲載範囲は初代リカちゃんからニューリカちゃんまでの、リカ、ママ、わたる、いづみ、リエ、ピチピチシリーズや
レディリカ花のトリオ、2代目のなかよしトリオや、ハウスや家具、グッズなどを掲載しています。
ふたごの赤ちゃん以降は載っていません。かわりにチビッコチーちゃんやプチット姫、ミスロングヘアーや空気ビニール動物などが最後の方で紹介されています。
タケヤマ氏はリカちゃん担当時にパパ=ピエールの発売を企画した人だったりします。パパかっこいいよねー。当時はちょっとやせてるかなと思ったんですが、もう慣れた。タキシードのパパと普段着と2体持っているので後で載せます。
余談だけど、自分は以外とパパ前のリカシリーズも好きだったんですが・・・実は「リカちゃんのパパ発売」のニュースは、その年の前半に朝●新聞か何かの記事に載ったことがあって(記憶が微妙なんだけど経済欄?)、
それで建築家で純日本人という設定が載ってたので、自分は男なのに、タカラに「今までピエールだったのに違和感あると思います・・・」って、当時電話をしてしまった事があります。だってリカちゃんがハーフじゃなくなっちゃうじゃん。
その時の電話対応の女性も「そうですよね!」とまじで同意してくれたんですが(多分自分以外にも電話かけた人はいたと思うけど)・・・それでタケヤマ氏が上司に怒られたんだとしたら申し訳なかったな・・・と。でも、リカちゃんのパパの名前は、やっぱりピエールで良かった・・・と僕は思います。
ともあれ、この本にはタケヤマ氏のリカちゃんへの思いが詰まっています。(タカラ空ビ人形もタケヤマ氏の方向を決めてるよねぇ・・・)
リカちゃんの勉強をしたい方も当時の写真を大判で楽しみたい方も是非!! (2010_5/3)
◎ 「リカの想い出」(1986年 NESCO刊)
3代目リカちゃん当時に発売された、リカちゃん20周年記念本です。
資料本というよりは、漫画家さんやイラストレーターや女優さんや文化人など、
色々な人にリカちゃんの想い出話を聞く、という構成の本です。
なんと言っても、リカちゃんの監修を担当した漫画家の牧美也子さんと、
リカちゃん電話の声を担当していた杉山佳寿子さんのメッセージが載っているのが良いです。
他、大島弓子、谷山浩子、岡安由美子、美保純、坂田靖子、いがらしゆみこ、さべあのま
めるへんめーかー、くじらいいくこ、内田春菊、ふくやまけいこ さんに
高橋源一郎、日比野克彦(一昨日の上海万博紹介番組に出てた)など、そうそうたる顔ぶれです。
ていうか、リカちゃんについて聞いているのに、リカちゃん以前のお人形や人形全般の話題について帰ってきたり、とんでもない漫画が載ったりと
作家さんの方々がたまに本筋のリカちゃんから外れてめっちゃ暴走してしまっているのがすごいです。
そういう意味では当時のリアルな思い出集かもしれない。いや20周年なのに「想い出」ってタイトルなのがすごいが。
資料としては70年代当時のファンクラブ報「リカちゃんフレンド」の表紙群が掲載されていたり、
表紙裏表紙のみですが「リカちゃん あこがれの職業あんない」のリーフレットorカタログ?がちっちゃく載っているのがいい感じです。 (2010_5/4)
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