◎ 1960年代頃には、アメリカのテレビドラマの特定作品に特化したような、なりきりアイテム(銃など)玩具が、日本でも販売されるようになってくる。
画像は「拳銃無宿」に登場した ランダル銃 。拳銃無宿(原題:Wanted dead or alive 1958〜)は、アメリカの名優スティーブ・マックイーンが主役を演じ日本でも大人気になった西部劇テレビドラマで、賞金稼ぎの主人公、ジョッシュ・ランダルが持っているカスタム銃、「ランダルカスタム」の玩具化商品です(以前ヤフオクに僕が出品した時の画像)。結構長期販売されたらしく、いくつかの会社でカラーバージョン複数で販売されてます。いわゆる銀玉鉄砲です。
ランダルカスタムは早撃ちに特化されたカスタム銃で、すばやくホルスターから抜けるようになどの理由で銃身が通常のライフル銃より切り詰められてます。ループレバーというレバーが付いていて、本来弾丸は二連に見える銃身の下の筒に並んで入っており、これを下に引く事で、下の部分の筒から薬室に弾丸が装填、発射が出来るというものでした。で、そのループレバーをジョッシュランダルが、銃そのものをくるんと一回転させて装填させ発砲するアクションがカッコよく、なおの事人気が出ました。(その他は検索の事です。ちなみに玩具もレバーを装填はちゃんと再現されてますが、単なる銀玉鉄砲なので、回転させると逆にうまくいきません。回すと楽しいですが)
とりあえずこの玩具が発売された頃がいつかは微妙なのですが、初放送が1959年、再放送が1967年で、そもそも白黒テレビ番組だった事を考えると、結構古い玩具だったんだろうと思われます。つまりそういうなりきり遊びがその頃の子供達の間では行われていたって事みたいです。(ギミックや番組については、フリマでよく合うカメラマニアのおじさんに教えてもらったんですが(感謝)・・・友達に米軍ハウスに住んでた外人の男の子がいたそうで、白黒テレビの他、そういうオモチャが結構あったのだそうです・・・そりゃ子供用でもカウボーイハット位あるだろうから、なりきりはできますよね・・・)
ちなみにこの玩具銃の両脇には「We must fight to the end for liberty and peace」(我々は自由と平和のため最後まで戦わなければならない)と刻印されてます。すっごい!! 2017_8/11 5:49〜6:14 )
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● しかし、各種仮装パレードと、ちんどん屋さんや演劇人(アングラ系含む)の増加は、数多くの金属模造刀や刃を抜いた美術刀剣所持者を増やす事になっていきます。
剣道や居合いの練習の為でなく、ファッションのために金属の模造刀模擬刀を持ち歩く人々の増加は、治安を守る警察の側としては由々しき事態でした。別の理由として、おそらく1970年の三島事件を模されたり、学生運動に使用されるとやっかいだという考えもあったのだと思います。