サイボーグライダー・ページ 




中央付近に、3期ブックレットを紹介(12/1)。

中央付近に、サイボーグライダーの雑誌広告。
ジャガーページにジャガーライダー暫定更新
オートバイセットの上箱裏組立説明書、更新。

Wikipedia「変身サイボーグ」の訂正点指摘ページ


 








サイボーグライダー・オートバイセット
(1974年・タカラ)
 
サイボーグライダーの紹介です。1973年秋に発売された「サイボーグライダーオートバイセット」は、
変身サイボーグ1号の頭や手足に追加のバイクパーツをジョイントする事で、
1号本体をオートバイにしてしまうという、過去に例を見ないとてつもないセットでした。
70年代前半は仮面ライダーやキカイダーなど、バイクを操る変身ヒーローの時代で、
時代のニーズに合ってはいます。しかしだからと言ってこんな発想は普通はありえず、
一体どうしてサイボーグライダーが生まれたのか?には自分も興味しんしんなんですが、
実際の所、そのリアルな証言を見た事は自分は一度もなく、色々謎につつまれています。

マグナム超流体エンジンを搭載した各パーツは、普段はネオノーチラスの超流体エンジン工場の特殊パーツだが、
サイボーグ1号が必要な時にどんな場所にでも飛んで行き1号のボディに合体、
瞬時にサイボーグライダーに変身します。2000馬力、巡航速度マッハ4。時速500km(地上)。
オートバイセットの搭載武器はレーザーガンのみですが、赤クリアが目に鮮やかで、幼児期本当に感動しました!!
クリアインジェクションの「サイボーグライダー武器セット」を合体させると更にワイドに遊びが広がります。

自分は幼稚園が千葉県の流山で、近所には友達もいましたが、年長で残り2ヶ月半を残し、
父の転勤で浦和市(さいたま市)に転居になりました。けれども同年代の子達は幼稚園通いで
幼稚園の場合転園などというお金かかりまくる事は出来るわけもなく、日がな一日自宅で本を読むか遊ぶかでした。
特に予定もないボヘミアン的幼児に、祖父母が買ってくれたのがこのオートバイセットで、最初は組み立てに45分以上かかっただろうか?
意外と、というかはっきり言って幼稚園児には難しいセットです。ナットとか指先に痛いんですよ!!
でも完成した時の喜びは半端なかったです。1974年の2月の事でした・・・
タイヤの分解方法を見ながら分解したり戻したり、カウルの中にロボットフェイスがあるのにびっくりしたり・・・
気づけば自分は小学1年生になっていました・・・・・・。


僕の購入は1974年の2月ですが、発売自体は1973年の秋ごろ(11月前後?)だと思います。
この、オートバイセットの発売と同時にパンフレットが少年付属のリーフレット状態から3期に切り替わりました。
3期パンフに書かれていたシリーズは、周辺パーツでたんけん車、ミニバイク、サイドカーを組み立てるための「変身セット」と、
先に書いた「武器セット」です。その辺は以下で紹介します。
当時自分の1号はシルバーで、サイボーグライダーもちゃんと1号銀!バイクも銀!で正統派SF脳で遊んでました。
ボックスなどについては後で紹介・・・できるかな、僕の箱はもうボロボロですよ。祖父母に買ってもらったまんまのなんで・・・

でも、自分の持ってるオートバイセットのパーツは、遊んだわりに祖父母に買ってもらったのが一番綺麗なので
このページのオートバイパーツも、ほぼ祖父母に買ってもらったセットで構成しています。
(2014_9/18 2:11 画像整理 9/24)




↑ 側面画像。マフラーは右側面のみ。








サイボーグライダー・オートバイセット 初期箱
(1973年・タカラ)
 
オートバイセットのボックスです。昔買ってもらったのとほぼ同じ箱が出てきたので掲載。
サイボーグ系のボックスとしては初めて白をフィーチャリングした鮮烈な箱でした。
当時価格2400円も、1973年までの変身サイボーグ玩具では最高額です。

オートバイセットには1号が付いていないため、箱の表に但し書きがついているのですが、
このただし書きがあってもやっぱりこれだけ買って後から組めないという苦情があったようで、
後に右の1号&少年の枠は1号のみとなり(少年も付いてると思った人がいたらしい)、
更に箱表のライダーの1号写真の部分がぺったりと白シール貼られて「ついていません」と覆われるという
なんともとんでもない羽目になってしまいます。
この箱は初期箱なんですが、初期箱にもバリエーションがあり、僕が持っている箱は、
ダンボール上箱の裏面に組立説明書、箱側面にサイクロンマークが印刷されているバージョンでした。
この箱は組立説明書が別紙、サイクロンマークはその説明書に印刷されているもので、
どちらが古いのかはイマイチ自分には判りません。けれども箱のシリアルが#7650なので、
3期ブックレット中にこの箱が販売されてたことは間違いないようです。



↑ 別紙の組立説明書と、タイヤの分解図です。なんでこういう分解図があるのかわからないけれど、
幼稚園期から機械の分解組み立てが大好きだった自分は、タイヤの分解組み立てもしてみました。
したんだけど、意味がわからなかったです(^^); いや、構造はつかめたわけですが・・・


こっちが僕が子供の頃買ってもらったサイボーグライダーの上箱裏。
上記の説明書とタイヤ分解図が全部一つになっていて、取扱い注意もちょっと細かいです。

この上箱裏の取扱い注意の注目点。

●タンデムシートは、万一机の上から落としてもヒビやワレが入らないように、
はじめからすぐ取れるように設計されています
●ハンドルは落としても衝撃を分散して、取付部が壊れないようにゆるく設計されていますが
結合を固くしたいときは、スリ割部に薄いボール紙などを差し込んで放置しておけば、ピッタリします

なーるほど!!ってポイントです。
この上箱裏版の説明書では、フロントフェンダーとエンジン部はゴムビスで止める事になっているんだけど、
僕が買ったこの箱は子供の頃から既にプラビスでした。どっちが前のバージョンなんだろうか?



↑ 上記の通り、ライダー武器セットの販売時期は順次遅れての発売でした。
なので講●社から出てた本のCD-ROMリストの販売時期記載(一斉同月売り)は間違い。
ていうかワルダーやライダー武器他・・・あのCD-ROMの販売時期記載は、色々と間違ってます。
ってオレが言うなって?まーなー・・・




なんか、本当に子供のことを思って作られた玩具シリーズだったんだな、とちょっと感動。

(シリアル#7650 2400円  2014_9/18 18:36~50 )




ごちゃっと付けてみた。
この1号はシルバーシルバーで、主にフルセットにも付いていた。



シルバーシルバー1号。
シークレット扱い単品販売版もあったようだが(これ)、どうでもいっか;
基本的には「フルセット」に付属。



ロボット型ヘッド。ザボーガー的だが73年の物でザボーガーより前。



フロントカウルなしでもとてもカッコいいです。



1号ブルーと少年ゴールド。いかにも74年的。



1号と少年を乗せてみた。やっぱり1号がオーバーサイズ;







変身サイボーグ・ブックレット(3期)
( 1973年後半頃 )
 




いわゆる3期カタログです。サイボーグライダー発売と同時期か少し前以降のブックレット。
この間に少年サイボーグ発売やグリーンワルダー発売と同時に出たリーフレットというのがあり、
片貝兄弟設定はそこから始まっていますが、ライダーの正規紹介はこのブックレットからです。
この3期にも2期カタログ同様バージョンがいくつかあります。図版変更は無いと思いますが、
画像は最後期のもので、商品番号7000番台と価格の表記が、黒四角でことごとく消されています。
(※ うっすらと価格などが読める。)この頃サイボーグ商品の番号が6ケタに変更されています。
自分は子供の頃、最初期のものを持っていましたが、今は持ってません。
4期では簡略化されているような、それぞれのアイテムがかなり丁寧に紹介されているブックレットです。(2018_12/1)





サイボーグライダー・雑誌広告
( 1973年11月 少年チャンピオン掲載 )
 




サイボーグライダーの少年チャンピオンの雑誌広告です。
当時週刊少年チャンピオンでは月2回だか隔週の割合で「変身サイボーグ情報局」を連載していて、
変身サイボーグシリーズとは強い接点があり、雑誌裏表紙の広告の頻度も多かったです。
これは1973年11月19日号のものなので、実際の発刊日はこの半月ほど前?どちらにしても11月か。
さすがに高額アイテムだからか、右上にはサンタのイラストと一緒に「クリスマスにプレゼントしてもらおう」の文字が。
さすがにサイボーグ本体別売り2400円は高いですよね。本体足すと3500円。11月初旬から頑張れば買えるよって感じ?誰が頑張るんだ;
まぁチャンピオン裏表紙がサイボーグの広告だけだったわけではないので、この掲載の次のタカラ広告が、
クリスマス前に同誌に載るか、わからなかったんだろうけど。ほのぼのしたいい広告です。
(※ ただ、別の可能性も。この時点でまだライダーが発売されてないって可能性なんですが。
 別にいますぐ買ってもらっても良いわけだから、「クリスマスには」ってわざわざ書くって事は、
 この11月初旬時点でまだ売られてなくて、クリスマスには店頭に出ますよ?って意味かとふっと思った。
 まぁ、箱の梱包形態がしっかりしているので、この頃出ているような気はしますが、
 あとの注目点は上箱脇にまだサイクロンマークが無いバージョンだって事かな。

(2014_12/13 21:59)







サイドカー部品セット
( 1974年 タカラ )
 






73年から予告されていた「変身セット」箱が出たか出なかったかはおいておいて、サイドカー部品セットです。
1号とオートバイセットがないと組みあがらないわけで、結局の所、この部品セットと
ミニバイクセット、たんけん車セットがそれぞれ別売りされる事になりました。
各別売りでも結構高いんだけどなぁ。謎です。後に売り出されたフルセットが5500円で、
1号(当時は1100円)とオートバイセット(2400円)の単価を抜けば、
変身セットは2000円でちょうど良かったはずなんですが、組み立てが複雑だって判断だったのだろうか?
実は自分はいまだたんけん車とミニバイクを持ってません。こだわりがちょっと薄い?
これの発売時期については講●社の本の通りで、1974年6月ごろだと思う。

下の写真は部品注文カード。イラストカッコいいです。
現物画像ではとりあえずゾーンコンバートモードって事で。

(シリアル 115002    2014_9/18 20:37)









サイボーグセットX ・ ブリスター
( サイボーグライダー武器セットNo.1はタカラ1973年。ブリスターは75年のもの )
 

  サイボーグライダー武器セット1です・・・が、後に発売されたサイボーグセットXのブリスターです。
ライダー武器セットのブリスターは3種存在します。その中でもこれは最後期に発売された、
サイボーグ1号がきっちりシリーズ展開されていた最後の年と言える1975年のものです。
なぜ1975年と判明するかというと、宇宙人のブックレットの紹介に、
まだこれの名称が「武器セット1・2・3」となっているから判る。宇宙人発売後のブリスター。
ですが一応サイクロンマークは付いています。宇宙人などは既にサイクロンマークが無いのですが。
ライダー武器セットはブリスター3種、って事で、僕はNo.1をこのブリスターで持っています。ルースも所持。

話を戻して・・・。サイボーグライダー武器セット1の発売は、オートバイセットと同時だったと思います。
しかし同時発売されたのは1だけで、武器セット2、武器セット3は、それぞれ1〜2ヶ月遅れてじょじょに発売されました。
(※これは玩具店でまだ出てないの?と「変身セット」含めてお店のおじさんおばさんに何度も聞いたので覚えている)
一番遅れたのは武器セット3って事になるわけですが・・・「変身セット」は・・・おとととと

サイボーグライダー、サイボーグ1号、そしてステーションCX-1に取り付けられます。
セット内容は・・・

● スペースウイング 左右の特殊光線でかくれた敵を探し出し、
  中央のアンドロイド破壊光線で溶かしてしまう。

● スペクトルミサイル マッハ50以上のスピードのスペクトルミサイル弾。電子誘導装置で正確。

● サイドワインダー 星の間を飛行しながら敵の衛星をスパイしたり、
他の星との通信中継をする超遠距離ロケットを発射、放射線レーダーで遠隔操作できる。

● レーザーガン オートバイセットにも付属。強力な電磁波を発射して
 敵の電子頭脳を狂わせたり、コンピューターやレーダーを狂わせる。

● ジェットブースター サイボーグの腕に差し込んだり、ライダーのマフラーなどに接続
  空気中の水素原子を集め、ヘリウム複合元素に変換、武器にもなる。

● サイボーグジョイント (各武器を1号の腕に取り付けられる)

という感じです。これぞ変身サイボーグシリーズの真骨頂という感じで、
武器設定などは後のミクロマンよりあきらかにハイブローでリアルです。
これが、まだポピーが超合金マジンガーZを発売するより前のタカラ玩具の設定・・・
基本的に武器設定は初期ブリスターもこの後期ブリスターもあまり変わってません。  

話をブリスターに戻すと、このサイボーグセットXは、2や3の存在を示すナンバー表記がありません。
あればいいなと思っていますが、X版ブリスターになったのは武器セット1のみだったようです。
また、後ろから見ると、表面のサイボーグ1号の写真の周囲で人型にカットするブリスターを予定していたようですが、
前面の「このセットはサイボーグライダー武器セットNo.1と同じものです」の文字が急遽必要になり
それで後ろのフチドリ通りに出来なくなってしまったようです。
ルースを1号などに装着した姿もカッコいいです!!本当に・・・。 



(シリアル #7410 500円  2014_9/18 2:49  18:57 装着画像)








サイボーグ武器セット3 
( タカラ・1974年 サイボーグライダー武器セットNo.3)
 

  武器セット2を飛ばして、3の紹介です(^^);

武器セット3は変身サイボーグシリーズ中でも、特殊ギミックに特化した異色のセットです。
武器セットは大別して1の移動など基本機能強化セット、2の探検機能強化セットと、この3の
戦闘機能強化セットに分けられます。(いや、大別するとですが)
なんといっても複数の円盤を連続発射可能なサンダーソーサー砲!!このセットのメインアイテムです。
後のスーパーコントロールR2D2・アルカディア号の円盤発射ギミックの元になってます。
しかし、セット3が特殊なのはギミックだけではなく、3つの武器の後部にそのままジョイントがついていて、
サイボーグジョイントを使用する事なく、そのまま腕の延長として1号の腕に装着できる事!!
これで装着後の1号のフォルムがぐっとシンプルになりました。

セット内容は・・・

● サンダーソーサー砲 スピードソーサーで敵を切断、真空の帯で敵のミサイルやロケットを巻き込む。
  ライダーのまわりを高速回転して防御スクリーンにもなる(←当時の解説。ファンネルの原型みたいなもの)

● アーミーパンチ 近距離戦用。水中や地中も自在に動く誘導ロケットパワーパンチ

● フィンガーショット 精密誘導装置で地上スレスレに発射可能なミサイル。
レーダーにキャッチされず、音も出さない。(ジャ●アントロボ的?)

● マグナムアロー 強力な磁気を発生して、敵のレーダーやコンピューターを狂わせる。

先端のマグナムロケットを発射して敵の頭上に飛ばすと電磁波攻撃で敵の機器を狂わせ戻ってくる。

● サイボーグジョイント (各武器を1号の腕に取り付けられる)

以上です。で、このブリスターは時期的にサイボーグジャガー発売後のもので、
4期パンフ掲載分から、このタイプになっています。多分ジャガー発売直前くらいの発売開始。
名称もサイボーグライダー武器セットから、サイボーグ武器セットに変更されました。
初期ブリスターのNo.3って、存在するとしても少数だと思います。
とりあえず、このNo.3は発売時期が遅いです。また飛び道具が多いのでルースは欠品が目立ちます。
一連の武器セットではもっとも人気のあるセット3ですが、なかなかレアで出てこないみたいです。
1号の腕につけてみたいのはやまやまなんだけど、未開封だとそれも出来ない・・・ってファンは多いと思います。(^^);
ていうか、ブリスター裏にライダー後部にソーサー砲付けられるかのような図柄があるけど
これだと1号の後頭部が危険なので、ソーサー砲は前カウル側に取り付けるのが基本です。注意!!


( シリアル 114304  500円      2014_9/18 3:22)

 


 

 
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