変身サイボーグ1号
(Changeable Cyborg-1)



イギリス版サイボーグのページに色々追加。(2018_12/14)
TOPページに、ラストワン(仮)と、謎ジャンク素体と真空管との比較画像など追加(2018_11/28)

サイボーグライダーページに3期カタログを掲載。
ジャガーページに4期カタログを掲載。
光硬化レジンでの修理例(少年)を TOPページ に追加(2018_6/13)

サイボーグセットの後期ブリスター を一番下の方に更新 (2014_9/19)
ハイパーリンクの字が読みづらいので全体に文字色を変更しました。

サイボーグ1号・変身セット はこちら (イナズマン 更新)
サイボーグ1号・超人セット はこちら 
サイボーグライダー はこちら 

( テストショット型の1号については コチラ その他レア系はトップページから。 )
サイボーグジャガーはこちら

Wikipedia「変身サイボーグ」の訂正点指摘ページ

 




 
(最初期ラインナップ)
 
 
◎ タカラ変身サイボーグ1号・シルバー(最初期型)
 
 1972年8月に発売された変身サイボーグ1号は、それまで販売されていたニューGIジョーシリーズの素体を透明化し、内部にメカを内蔵した、鮮烈とも言える全く新しいフィギュアである。直接的に子供のSFマインドに訴えかけるこのフィギュアの誕生がタカラSFトイ=サイボーグ・ミクロマンひいてはTF・・・をも生み出す事につながった。
 サイボーグシリーズの成立は何より当時スタッフのSFマインドによる所が大きい。その世界観は途中幾度かの設定変更をしているが、どの設定も少年向けSFというにはあまりにハードな設定であり、現在でも大人が楽しめる程、緻密なものである。
 タカラニューGIジョーの前年からの流れである「GIジョー正義の味方シリーズ」は、素体&スーツ同梱だったため高価で、子供たちが各ヒーローをコンプリートするにはかなり困難だった。素体とコスチュームを分立する事で子供たちが1体のフィギュアで遊び続けられる事がシリーズの動機とされているが、もう一つの要因は、ハズブローパテントのGIジョーシリーズがモチーフとする現実の戦争が、ベトナム戦争の泥沼化、軍需目的化、により、子供の憧れる対象たりえなくなって来ていた事にある。
 タカラサイボーグは正義の味方シリーズの「価格的な脱却」とニューGIジョーの陥っていた「現実からの脱却」の為に誕生した。戦争よりは未来を。GIジョーの銃器や基地等の周辺アイテムもSF化された。

 写真は最初期の「ドーム箱」と呼ばれる試験管ウインドーのパッケージで売られていた時の素体だが、試作段階ではメカ部にバイクの部品等が流用されていたらしい(その試作品は写真流出されていない様)。1/6素体としての可動部分はGIジョーと変わらないが、それまでゴムテンションだった首と両肩をアクリル樹脂に変える事で、胴体内のメカスペースを確保している。白色の関節ジョイントも金属的灰色に変更される。
 周辺アイテムにはニューGIジョー正義の味方シリーズの廉価版『変身セット』、またGIジョーの銃器セットから発想された武器『サイボーグセット』がブリスター販売され、敵のキングワルダー祇ぁ弟の少年サイボーグ、合体バイクサイボーグライダー、トーキングアイテム、基地・・・等が発売されていく。
 ストーリー設定には初期の「クロスレインボー部隊」編ではレインボーマンやサイボーグ009の設定が反映され、後期の「片貝ファミリー」編では、シルバー仮面や流星人間ゾーン、W3的な感覚が反映されています。
 ロウ原型等には有名デザイナーである、小林壇氏も参加。また、少年発売以降のリーフレット&カタログには手塚氏による推薦文も書かれています(自分が手塚治虫氏の顔を知ったのはこのリーフレットが初めてです)。今ではバンダイ占有のウルトラマンや仮面ライダーの版権も当時は競合のものであり、変身セットにもマンやセブン、仮面ライダー、アニメのキャシャーンまでが存在。スーツ縫製やマスクのリアルさは当時の玩具における紛れもない最高水準。玩具マニアは当然の事、のちの多くのクリエイターにも愛されたフィギュアシリーズです。

 彼の目的は「宇宙の正義を守ること」である。

            (シリアル7000)
 
 

 
 
 最初期電子眼ヘッドは、最初期箱である通称ドーム箱にアソートされていた1号ヘッドで、通常裏からはまっている電子眼が2つ別々に表側からはめこまれているタイプのヘッドです。アイレンズの面積が極めて大きいのが特徴。横から見た形状自体も一眼レフカメラのような形をしていて面白いです。カタログや広告等での露出が極めて少ないヘッドで、変身セットDXの台紙に登場する他、殆ど印刷物で見る機会がありません。カタログにある「いつか目はカメラになり、交換も可能になる・・・」を現実に体感させる為の仕様だと思われますが、非常にパーツが小さく紛失しやすいので、中期箱以降の目はパーツ裏からのハメ込み形式に変わっています。
 
 

 
 
◎ タカラ変身サイボーグ1号・グレー
 
 
 1号の初期のみに存在したレアカラーです。本体にメッキはかかっておらずグレーの成型色に腹部が黒塗装されているだけというのが渋いです。
 グレー1号の生産時期は短いのですが、その中で初期グレー後期グレーが存在します。右上は無理やり1stの電子眼を後期にはめてみたもの。右下が後期グレー(オリジナル)です。印象違うなぁ、やっぱり・・・

 シリアルNo.的にもシルバーとグレーはゴールドの前に来ていて、変身サイボーグがかなりリアル路線を優先した玩具シリーズだった事が判ります。
 (が、ワルダーの場合、シリアルでは最も後のバイオレットの販売が最初で、ブルーが翌年73年1月、イエローが順次遅れで4月となっている。シリアルと販売順は一致しません。初期サイボーグを語る上での基本です)
 グレーは1号の知られている素体では現在一番高額なわけですが、当時は900円一律で売られていました。
 
 
 事実上グレー1号は2期パンフの時期までで、73年中盤以降の片貝兄弟設定の時代には姿を消してしまっているので、片貝健一がグレーに変身した、という記録は無いわけなのですが、そこら辺に自分はあまりこだわってません。「クロスレインボー隊」なのに、「グレー」ってのも結構ヘンだし(^^;


 サイボーグ1号発売の72年は自分は幼稚園の年中でした。当然1号を買ってもらえるような年齢でもなく(更に、千葉の自宅から玩具店は遠かった)。僕がグレーを見る事ができたのは翌年で、しかも一度きり!!おもちゃ屋さんでも一番上に飾られてました。見上げてて首が痛くなった記憶があります(^^;
 ドーム箱カッコよかったなぁ・・・


 (自分の設定的には、『サイボーグ化直後の為、思ったように能力をコントロールできない健一の精神が安定感を失った為、炉心反応が核分裂傾向に偏ったモードで、太平洋海上で米軍艦隊を襲ったブルーワルダーと戦い、核エネルギーで倒すが、放射能を放出する危険モードのため、片貝博士との合意に基づき、封印される。失われた戦闘力を取り戻すため、後の超人セット等の開発が行われる事になる』・・・という感じだったりします。あとでストーリーでも書いた時用)




            (シリアル7001)
 
 
 
 
 

 
 
◎ タカラ変身サイボーグ1号・ゴールド(最初期型)
 
 
 シルバー・グレーに比べて明らかに派手で、ゴージャス観のあるバージョンです。おそらく国内玩具で「金メッキ」というイメージを前面に押し出した最初のフィギュアかもしれません。
 後のサイボーグのスチールでもゴールドがイメージカラーにされる事が多いですが、金って80年代も人工衛星やシャトルの太陽電池、宇宙服等にも使われたり、宇宙感のある色ではあると思います。
 
 初期のサイボーグのヘッドは時間がたつと白くなってしまうタイプが多く、また首を成型する方法が違います。タカラサイボーグ研究所(ホビー事業部)の安彦氏によると成型後のソフビの余りをカットするやり方の「ローリング」(ローテーション?ねじ切り。初期はこれ)と「スラッシュ」(中期以降)で違う成型結果が出るのだそうです。ローテーションはリカちゃんの首等にも使われているのですが、クリアだと首のイメージがよくないので、後にスラッシュに変えられたようです。
 ヘッドの後ろの切り欠きはただ切られているだけの最初期タイプです。少し後のバージョンだと、切り欠き上部が丸くなったピースマークタイプ(上シルバー参照)になるのですが、これは切った先から、多方向に切れ目が走ってしまう事を防ぐための処置です。また最初期ボディはひざ上にクラックが走ってしまう事が多いのですが、ジョイント部の金属ピンを左右で締める際の圧力が強いためで仕方のないものです。気にしないのがよし。
 胴体の金は実は銀メッキにクリアイエローのスプレーで表現されていて、いわばFSSガレキ等の金表現の先駆です。実際HMやMHにはサイボーグのイメージも反映されているようです。
 自分がサイボーグ1号を買ったきっかけは73年冬(春先)に小学館の学習雑誌で1号金がプレゼントされててそれに応募したのですが、小学館からの返答は「プレゼント葉書が期限切れですのでもう一度書いて送ってください」。今考えると小学館の人も律儀だと思うけど、せっかく自分で書いて送ったのに1ヶ月待ってそれだったので落ち込んで。あとで結局1号銀(中期箱)を買ってもらい、それがファースト1号です。
 だから結構、自分にはいわくのアイテムなのです>1号金。・・・なんだかなぁ。

 金銀グレー青の4色中では一番後に入手したのが金。以外に難しい。
 実は、自分は最初期電子眼をこれも含めて3コ(1.5体分)しか持っていないので、今回の撮影ではこのゴールドが入らないと、ページを作る事が不可能だったと思います。譲ってくれた方に感謝!!
 (といいつつ、復刻新マンの中の素体はこのデカ目だったりするんですが)

 遊ぶ時の自分の設定はやっぱり『宇宙空間モード』(ネオと同)。これ以降は『核融合炉』という設定で遊んでます。融合炉設定は実はジャガー以外には無いのですが。(少年はアイソトープ電池だし)



            (シリアル7002)
 
 
 
 

 
 
 というわけで・・・サイボーグ1号初期DXそろい踏み。

 初期ドーム箱・ワルダー販売以降中期箱で売られていたDXの武器組み合わせはこんな感じ。73年春以降シルバーDXとセットになったカッタードリルと合成銃は、初期はグレーに付属しました。中期以降はレーザー光線銃&のこぎりがゴールドDXに、無重力銃&物質変身銃がシルバーDX付属武器へと、「トレード」した感じになります。結構意外。

 サイボーグ1号販売フレーズの「金・銀・グレー・・・」は3期以降のパンフでも健在ですが、グレーの製造自体は初期のみで中止され、フレーズのみが残ります。
 なんか当時の洗剤「ブルーダイヤ」のフレーズみたいだな、と思ってたりもしました。「金銀パール・プレゼント♪」(あ、それでサイクロンプレゼントができたのか?)

 またSTもそうなのですが、シリアル7000シルバー・7001グレー・7002ゴールドの並び順は結構意外です。
 
 銀DXのレーザー光線銃の塗装がはげた所から肌色のソフビが覗いていますが、最初期はミラーマン変身セットのヘッドのように、違った成型色が使われていたようです。この光線銃の場合はニューGIジョーのヘッドの肌色ソフビが余っていたので使用されたようです。

 レーザー光線銃には他にもバージョンがあり、初期中期は軸のじゃばら部分が短軸、後期の型では長軸になります。

(シリアル=7300シルバーDX・7301グレーDX・7302ゴールドDX)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
◎ サイボーグ1号ブックレット(1期)

 記念すべきサイボーグ同梱パンフの第1期!と言いたいところですが、厳密にはこれ以前に0期(最初期とも呼ばれ、それを1期と呼ぶ人もいる)に相当する表紙違いがあり、このパンフの名称も1期だったり、2期だったりと定まっていません。ドーム箱に入ってたのは間違いないですが。特筆すべきは販売以前のテストショットの数で、本体もそうですが、掲載されたサイボーグセットは現在のものとは形の違うテスト版がほとんどという、とんでもないブックレットです。また、初期から敵として「暗黒星雲からやってくるインベーダー」等の設定は存在しましたが「海底や地底から暴れ出す怪獣」という設定もありました。2期パンフの「ゲイモス」はその延長設定のようです。

 個人的に一番ウケたコピーは「メカニックがギラッと光って最高だ・・・」
 ・・・・(^▽^);

 写真右側はパンフレットの2,3ページ目。トレーシングペーパーのような薄紙にサイボーグのヘッドと武器が印刷されていて、それをめくるとそこにはナント・・・という遊び心も。ちなみに自分はこのパンフを15000円で買いました(うああ・・・


 

 
 
◎ タカラの新製品情報(左)&当時の小売業者向け納品リスト(右)

 タカラの新製品情報。「ニュー正義の味方」を紹介する店舗向け印刷物(のコピー)。紙焼きされている部分がカラーか白黒かは判断しづらいです。「ニュー」の文字が入っているにも関わらず、スーツの手首がはめ込み式の旧正義の味方と同一状態なのも結構謎。円谷プロの特撮で使用されている・・・はこの印刷物にも見受けられます。月光仮面(当時アニメがオンエア)も掲載されてます。
 右は当時の小売店向け納品リスト。サイボーグはST/DX別に項目されていますが、ワルダーについては(悪役)(予)状態で三種色透明となっていて、つまりワルダー販売前のリストだという事がわかります。この後青や黄が翌年まで販売持ち越しになるとは小売店も思わなかったかも。サイボーグセットはアソートカートン入荷。また誤字が多い!「無重力銃」が「無動銃」の他(1字になってるよ;)バロン1・アルトラマンAなど。
 一番上のダッコちゃんマークの脇に書かれているコピー「いつまでも愛される商品をお届けする だっこちゃんマークのTAKARA」・・・メッセージが当時の僕らにもしっかり伝わっていた。結構感動。 
 
 

 
変身セットと超人セットの解説は以下をクリック。

1号変身セット
超人セット他
 

◎ サイボーグ1号・シルバー初期(72年末〜73年末)

 各変身ヒーローコスチュームとSFオリジナルシリーズの2本立てで販売されたサイボーグ1号はその後ヒット商品になり、多くのお子様ファンを持つに至りましたが、素体的には電子眼を無くし易い、ひざクラックが入りやすい等の欠点があり、また試験管を意識したドーム型のボックスも、組み方が複雑で大量生産に向かないという欠点がありました。その結果素体の金型等を改良して、箱型中期ボックスで販売されたのがこの1号です。区別的にはこの形態でも「初期型」に区分されます(つまりそれだけ上の最初期型は数が少ない)。
 大体キングワルダーの販売開始された72年末と同時期に販売開始されました。電子眼は内側からのハメコミ形式に変更され、首はローリング成型からピースマーク無しのスラッシュ成型に変更。また、ひざまわりも一回り大きく造型される事で、クラックがおきにくくなりました。
 この素体の生産時期はクロスレインボー部隊時期から、片貝ファミリー設定の前半期までです。同梱されているのは2期カタログ(ワルダーページに掲載)。
 サイボーグ1号たちは、レッドギャラクシー星に派遣された地球防衛軍であり、遭遇したキングワルダー軍団によって瀕死の重傷を受けた7人の生き残りがレッドギャラクシー星の科学力により蘇った姿という事にされています。
 彼らは「クロスレインボー部隊」という名称で呼称されています。その為か、クロスレインボー期の初期素体は、電子頭脳がカラフルなクリア成型色である事が多いです。それぞれピンク(左写真)、ブルー、エメラルドグリーンというカラフルさ(自分の物はエメラルドグリーン+イエローオレンジの電子眼)。遊んでいるとメッキがはげて、それらの色が楽しめました。2期カタログの1号銀の写真にカラーライトが当てられてる写真が多いのもそれに基づいてる可能性大。
 各ヒーローコスチュームを着せるために1号を集めても、結局金銀グレーの3色しかないわけなので、こういう差別化があったのでしょうか?(グレーはクロスレインボー期までで販売終了)
 ネオ1号開始時期にイベントなどで販売された、各色の限定ソフビヘッドは、この販売法にならったものかもしれません。壊れても開ける事のできなかった背面キャップは、穴は横凸のままですが、修理に出せばちゃんと外せる丸型キャップに変更になりました。(背面画像

(2005/12/2)
 
 

◎ サイボーグ1号・ゴールド初期(72年末〜73年末)

 この素体の場合電子頭脳成型色がノーマルクリアなので、多分「少年サイボーグ」が販売された後まで売られていた品だと思います。初期素体は変身ヒーローブーム期にサイボーグを買った子供が一番買ったタイプですよね。
 73年夏頃「少年サイボーグ」の販売開始と同時にサイボーグ1号は「片貝兄弟」の設定に変更され、舞台も地球中心の物語に変わります。

 アフリカ・ダルエスサラームの猛獣保護区で働いていた心技体知性に優れた青年、片貝健一は、妻、弟の健吾、黒人の青年と共に、暗黒星雲からやってきたキングワルダー1世の来襲により命を失う。国連の連絡を受けた彼の父で、日本海溝に存在する研究基地ネオノーチラスの所長、片貝博士は彼らの頭脳がまだ生きている事を知り、サイボーグとして蘇らせた。そして、1999年1月1日、変身サイボーグ1号が誕生した。
このストーリーが後に森藤よしひろ氏が書いたコミック版「ミクロマン」や、多くのクリエイターの作品に影響を与える事になるわけです。(ナディアとか、メタルジャックとか、ガオガイガーとかその他諸々)

 同時期に秋田書店の週刊少年チャンピオンに月1連載で変身サイボーグ情報局が連載開始。連載では初期は健吾が1号という設定だったのですが、後に玩具カタログと同じ健一という名で統一されたそうです。連載がチャンピオンだったのは、カタログに推薦文を書いていた手塚先生つてなのでしょうか?
 ちなみに健一の奥さんの名も、98年の某フィギュア誌ではマリでしたが、チャンピオン誌では美鈴という名前になっています。黒人青年の名前も違う。自分的にサイボーグストーリーを書くなら、美鈴を旧姓字扱いにして、「美鈴マリ」って名前にするかもなー、と。
 で、この1号ゴールド、電子眼の形状が変わっても、一番高級感のあるルックスは変わりません。超科学系のサイボーグセットが似合います。素体のシリアルNo.は最初期金銀と同じと考えて良いです。(背面画像

(2005/12/2)
 
 
 
◎ サイクロン限定&アソート限定の謎

 変身サイボーグシリーズの玩具には必ず「サイクロンマーク」と呼ばれるものが箱か台紙のどこかに印刷されていて、そのマークをフィギュアに附属している台紙(2枚分が既に印刷)に派って送ると、10点で変身セット、20点で変身サイボーグ1号がもれなくもらえるというキャンペーンがありました。自分の近所の友達はお金持ちだったので、初年度(72年だね)の段階でサイボーグにはまってしまいました。で、翌年彼が自宅に持ってきたプレゼント1号には「〜〜という貴重品なので大事にしてください」という紙がついてきました。
 それが・・・カッパーだかガンメタだかサンドだかブラウンだか判らない名称の、見た目の印象が「茶褐色」の1号だったわけなのですが(なんとなく「カッパー」だったような気がしてきた昨今。お腹が10円玉の色だ、みたいな話をしたので)、基本見た目は「銀色1号なんだけどなんとなく渋い」って感じだったので、それほどの印象差があったようには思えませんでした。ただインパクトに残っているのは、その肌色の濃さです。
 どれ位濃いかというとその時僕が友達に「ノーマルの方が肌色とかきれいな色だと思う」と言って「しまった傷つけた!」と思ってしまった位に濃かった。
 それが「ワルダーだけでなく1号も肌に着彩されていたんじゃないか?」と自分が思ってる理由です。実は今TOPページにあるサイクロン限定1号の電子頭脳プラは、オレンジというよりクリアブラウンです。
 それはつまり、茶色のクリア染料を当時のタカラ工場が持ってたという事を意味するんですよね。前に異常に肌色の濃い1号(それはもう変色したとかそんなんじゃなく)をヤフオクで売った事もあるのですが・・・。
 サイボーグ1号は基本的にはクリスタルボディが売りなんだけど、「改造人間」としてのキャラ性を売りに出すにはあまりに冷たい印象だという考え方は確かにあるわけで・・・人間の肌を半透明化したような体色を当時のタカラが意図していたと考えてもおかしくは無いです。
 ちなみに最上段のノーマル最初期電子眼シルバーと、TOPページのサイクロン限定1号を比べると、やっぱり肌の色はサイクロン版の方がずっと濃かったりします。子供の頃見た通りです。(比較画像。腰から下はやっぱり右の方が濃い)
 
 幻影ページにも書きましたが、サイクロン限定アイテムは複数存在します。時期によって変更されている可能性もあり、いまだに謎が多いです。中期素体の背中ネジ部分が完全に封印されているのは、元々が限定品用に作られた素体なので開封できないようにしたという可能性もあります。(ボディが壊れた時治すより他パーツ同様買ってもらえるから?)
 中期の肌色が濃いのって、サイクロン限定のサンドだかカッパーだかを引き継いでるんだろうけど。単なるプラの材質?うーむ。
 また、サイクロン限定とは別に、シルバーシルバーや、側面パートカラーの1号、胸部加速装置がパワーメーター化している1号など、箱売りが確認されている多種多用なバリエーションが存在します。多分アソート限定だとは思いますが不明。サイクロン限定が余って市販アソートに混入された可能性もあるし。
 変身セットが多数発売された際、中に入れる素体を飽きずに買ってもらうための措置のような気もしますが、74年中旬までのそれらは基本的にゴールドとシルバーのマイナーバリエなので、結果的にはもっと差異の目立つ「ブルー」カラーが、1号でも発売される事になります。
 ここに書いたバリエーションは、いちいち細部にこだわってるときりが無い位です。

(2005/12/6)
 
 

◎ サイボーグ1号・シルバー中期(新メカ)(73年後半)

 1号シルバーの中期素体です。この頃になると完全に片貝ファミリー設定の素体って事になります。
 初期素体の問題点を払拭する為に、旧GIジョーの延長だったボディから、一気に金型を変えてスタイルを一新したのがこの素体です。電子頭脳や体内メカも全て新メカに一新されました。新メカの特徴は、

 1.電子頭脳の頭部スリットの中に何か半円形のようなものがあり、両目が鼻の三角に近づいている。頭部成型色は、クリアか白かクリーム色のみ。(※ その後の調べでダークグレー成型のヘッドもある事が判明。また、チョコレート色+水色成型のヘッドも存在するが、通常素体と言えるのかが不明。)
 2.右胸の下に入っている縦モールドが7本(旧メカは8本)で、その上の丸2つに横ラインが入り、背面右に旧メカにはない廃熱孔のようなモールドがある。

 等です。また、ソフビヘッドの後頭部は、スラッシュ型ですが小さい切り欠きがあります。写真小さいので見えるかどうか・・・
 胴体、両腕、両足、およそ全ての本体パーツが新規造型されています。当時大ブームだった変身セットを着せるのに特化した素体のようです。両肩が初期より小さく、両ひじが若干内側に角度をつけて回転軸が取りつけられているので、なんとなくスーツを着せた時にたくましい印象になります。最もプロポーションが良く、スパルタンな素体です。両膝のみが、最初期のひざの小さいパーツと同一です。
 一見ジョイントもギザギザが細かくないので旧ジョイントっぽく見えますが、全て初期ジョイントとは変えられています。初期後期との互換性は殆どないので注意。別物と思った方がいいです。
 最大の特徴は丸穴に変えられた背中のネジ穴が完全にプラで封印されている事と、股間の丸スタンプです。この素体は工場に出しても分解不可能。

 この中期素体が作られた理由は1号のヒットで新しく工場を作った時に新工場用の金型を作ったからだという説があるのですが、詳細は不明です。
 元々この素体は、限定のサンドだか、(胴部分)カッパーだかの素体をかなり意識してたようで、肌色もこの素体は若干茶色っぽいものばかりです。腹部も基本的に銅褐色。
 一応この形が中期素体では一番オーソドックスな形ですが、後に中期ボディ+新ジョイントに移行、新ボディ+新ジョイントに素体は変化して、74年春頃には店頭からも姿を消してしまいます。

 後、この中期ボディが使用されたゴールド1号って・・・あるんだろうけど、自分は見た事がないです。(新メカ1号のゴールドという意味なら珍しく無いのですが)新カッパーがそのままシルバーに名称変更されて販売された感じ?肌色が濃いのは舞台がアフリカになったからかも。
 販売期間はライダー発売前からジャガー発売までの約半年間です。試験的意味合いが濃い素体だったのかもしれません。

(2005/12/8)
 
 
 
 
◎ サイボーグ1号・新メカ金・パワーメーター(74年)

「あるパーツを取りつけてあるんだ。そいつを外せばあいつの戦闘力は劇的に変わる」

 と、’頭文字D’ネタで始まりましたが・・・サイボーグ1号・新型エンジンのパワーアップメーターです。初期はニューGIジョーと同じジョイントを使用していた1号ですが、73年中半に中期素体に移行、同時に内部エンジンも新型のものが採用されます。腹部右のモールドや背面スリット等様々な部分が異なるエンジンで、通常はメーターも水平ですが、そのアソート内に一部混入していたのがこのバージョンです。( 側面UP写真。捏造アイテムではないです。)
 メーターそのものが右に回転して取りつけられ、基準線が約2目盛り分斜めになって限界値がその分上がっています。
 一応このメーターが’頭文字D’の内容通りタコメーターかスピードメーターかは定かでは無いわけですが、一応カタログ設定では「加速装置」という事になっているので、フルスロットル時がメーター部で表現された素体には間違いないんだけど・・・
 ていうか原子力エンジンの回転数ってどういう単位だよ?(笑;)
 通常設定ではマッハ3なので、それよりフタ目盛り分位、「速い」。

 つまり、これに比べれば、通常の新メカ1号は、健一にボディを使いこなさせるための慣らし用のセッティングかもしれないという。このバージョンの素体が新エンジン版の完成形って事です。

 入手時期は昨年。僕のの場合シリアルNo.は111002、ジョイントは後期化直後、
 STのはずなのに価格は1300円。中には3期カタログ以外ありません。
 欠品というよりは、最初から入って無かったぽいです。微妙な意思表示ですね(笑)。
 7000系シリアル当時からパワーアップメーターは存在してるので、中期ジョイント体にマウントされたバージョンも存在します。
 メーター回転は金型段階です(メカ本体と一体型なので)。
 今は閉店した某店の方に譲ってもらった大切な品で未開封品だったのですが、この夏の暑さで下部のテープがペランペランに。それでUPした感じです。
 通常版新エンジンとの比較画像はこちら。(通常新メカの中期体も、最もスパルタンな素体なのでカッコよくて好きです。これも元々特殊だけど)
 金型そのものでその能力性を表現したバージョンは珍しいですよね。
 仮面ライダー旧1号→新1号的ブラッシュアップです

’コイツは誰よりも速くなる!’
(2005/9/15)
 


※※ ジャガーページに4期ブックレットを掲載しましたが、そこにも斜めメーター1号は掲載されています。
ブックレットに販売や頒布のされないエラーアイテムを乗せる事はありえないので、
この斜めメーター部は工場によって意図的にそうされている事がわかります。(2018_12/13)

 
 
 
◎ サイボーグ1号・後期BOX3種(73年末〜)

 1号の後期BOXです。最初期の試験管型ドームパッケージ、中期のワルダー初期箱と同サイズの箱を経て、この形状に落ちつきました。ヤフオク等で一番みんなが見なれてる1号の箱だと思います。サイボーグライダー発売と同時期(73年末頃?)からこのBOXに変わったようで、同時にワルダー、少年等もコストダウンの為、箱の小型化が成されます。
 世はまさにオイルショックの時期なので、本体に関係ない筈の箱の仕様にも気が配られたのかも。
 オイルショックの影響といえば、1号は73年にはST1100円、DX1200円、更に74年後半期にはST1300円、DX1400円に値上がりしています(トイジャーナル74年増刊号より)。初期の900円から比べれば約400円UP。少年も1100円になってしまいました。
 
 箱の台紙には松本零士のメカイラスト的研究室が描かれていて、ぐっと高級感ある感じです。一番手にいれやすい箱ではあるのですが、この箱好きですね。また、窓が小さくなった分壊れにくくなりました。
 同梱物は・・・多くのサイトでも紹介されてますが、3期or4期カタログ、サイクロン台紙(ボール紙印刷版。少年の場合は薄い紙に試作品1号とともに印刷されている)&部品請求カード等が封入されています。
 3期カタログはサイボーグライダー発売以後、4期カタログはサイボーグジャガー発売以後です。
 1号ブルーの発売はジャガー発売後=74年の5〜6月頃です。このアイテムを加えた結果ラインナップは全3色に戻りました。これ以後は新規カタログが宇宙人&アンドロイドA期のカタログのみとなるのでかなり知られていないアイテムが多くなります。
 左の写真は銀がシルバーシルバーで、金がパワーメーターの金・・・やっぱ普通では無いです。
 





(2005/12/7)
 

◎ サイボーグ1号・ブルー(74年中半)

 あー、ここまで来るの長かった・・・。1号ブルーです。
 一般に知られている最終カラーです。少年サイボーグやジャガーで人気だった青色素体が1号でも入手できるようになったわけですが、最初は限定扱いに近く、通常アソートにも組みこまれていませんでした。自分の通ってた玩具店では予約者にばかり回ってました。多分当時から入手はきつかったです。各カタログにも記載されておらず、市販品の同梱物に載っているのはロボットマンのリーフレットのみです。小売り店向けパンフには載ってたらしいです。
 一応、写真の素体が70年代当時の最終型ボディに相当します。最終型の特徴は、ジョイントのギザギザが細かい穴開きの「新ジョイント」タイプしか無い事、旧素体の胸部に4つあったスタンプが全く無い事(腕やすねパーツのスタンプも消えている)、ひざがオーバル型のなだらかな曲線である事などです。また、新ボディのメカ部は基本的に旧型メカなのですが、電子頭脳の眼の周りの穴が少し大きめに開けられているのが特徴。
 このブルー1号のメカは旧型ですが、新メカ版ブルーも存在します。存在すればパワーメーター版のブルー1号が一番レアかもしれません。
 素体としては完成系で、どちらかというと、サイボーグライダーや武器セットと合わせて遊ぶのに向いています。でもジョイントの強度はこのタイプが一番で、ほとんど折れる事がなく変身セットもOK。ただ中期ボディ同様、背中のネジがモータードライバーでギチギチにしめられてくるので、首からの放射クラックが特に起こりやすいそうです。デッドストック品の方がクラックおこしがちです。
 自分のブルー1号も、最初は少し首元にクラック入ってた程度なのですが、入手年の年末には、そこから放射クラックを起こしてしまいました。涙々(;;)

 新ボディになってから、透明プラの材質も変わったようなのですが、自分の持ってる当時品サイボーグ1号の中ではこのブルーのボディの色が一番きれいです。というか写真でもわかる通り、水色に近い位。クリアブルー染料が混じってるかも(復刻少年と同様)。隣りに中期1号を並べると肌の色味の違いにびっくりするけど(比較写真)、実は新ボディシルバーも結構茶系の色が多いので、やっぱりこの肌色はブルー1号の為に調色されてる可能性大です。 

 レア順位的にはグレーに順じますがレア度ピカイチで(基本的には上からグレー・ブルー・金・銀の順にレアという事になっている)、98年から01年頃までのブーム期にはデッドストック1体が15万円する事も珍しくありませんでした。ちなみに僕がこのブルーを買ったのは、99年に某神奈川の書店で、箱入りデッドストック3万7千円。当時としてはマニア知人がみんな唖然とする程安かったです。今は安くなってるかもしれないけど、やっぱ箱入りは出品される率が圧倒的に低いです。
 シリアルは「111003−」。この「−(マイナス)」が何を示すのかはちょっと謎。(上のシルバーシルバー箱のシリアルは「111003(マイナス無し)」です)
 一応書くとDXも存在します。シリアルは「111013」及び「111014」です。014は装備武器違い(これはまだ持ってないです)。
  (※追記 2017年末ヤフオクに仮面ライダーV3変身セット+ブルー1号と込みでコンディション難の111014箱が出品されてました。 2018_1/2 14:02)
 
(2005/12/12)
 

◎ サイボーグセット ・ 後期ブリスター (1974年 タカラ)

  変身サイボーグ1号のサイボーグセット(ソフビ製)は、72年の発売当初からのロングラン商品ですが、
  ジャガー参入とともに昆虫の手足セットと手ひれ足ひれセットが販売ラインから外れます。
  その後すぐかは判らないですがブリスター変更が行われて、これはそのブリスターです。
  基本的には4期パンフレットに掲載されているサイボーグセットはこのブリスターで販売されています。
  これは僕の好きなカッタードリルとか、冷凍銃のパックなので、結構大事にしてます。

  それにしてもデザインが渋い!!90年代末からのサイボーグブームで、自分がこれを手に入れた当初
  ミクロマンやサイボーグに割かし詳しい店舗の人もこの新ブリスターは殆ど知らずで、結構自分もワクワクしたことを覚えてます。
  ネットオークションが盛んになって、今では比較的よく見かけるブリスターになりましたが(^^);
  そういえば旧ブリスターの紹介をしてないですが・・・いや、手ひれ足ひれのブリスターを持ってたんですが、
  コンディションがもはやボロボロで、とても人に見せられたものではないです。
  サイボーグセットの旧ブリスターは、僕は持ってない扱いですね。一応中身自体はコンプしてますが。  
  それにしてもテレビ展開の無い玩具シリーズとはとても思えないデザインです。Cool!!としか。
( シリアル 114002 2014/9/19 4:09)
 

 
とりあえずここまで。次は他のページ更新しまーす(;
 

 
 


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